@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00018218, author = {高林, 宏輔 and 長峯, 正泰 and 藤田, 豪紀}, journal = {旭川赤十字病院医学雑誌}, month = {Nov}, note = {目的:鼻中隔の軟骨や骨構造は外鼻錐体の構造を支持する役割も担っているため、L-strutの支持性が損なわれるほどの過剰切除により鼻中隔の前彎の悪化や、外鼻形態の変形が惹起される。そのため近年耳鼻咽喉科領域では前彎の矯正手術が報告されるようになってきた。しかし、前彎の評価に対して明確な基準は示されておらず、本研究では当科での前彎矯正の手術適応と手術成績を示し、その妥当性を検討することを目的とする。方法:2017年2月から2020年12月までの期間に当科で手術治療を行った鼻中隔の前彎を有する23症例をレトロスペクティブに検討した。前彎のみを認める21症例にはhemitransfixion approachによる矯正術を、前彎に加え上彎を認める2症例にはopen septorhinoplastyによる矯正術を施行した。結果:術前に認めていた鼻閉の自覚症状は全例で改善した。患側の鼻腔通気度の変化は術前[中央値(最小値、最大値)]が3.96(0.18、10.00)Pa/cm3/sであり、術後は0.50(0.16、1.89)Pa/cm3/sと統計学的有意差を持って改善していた(p<0.001)。結論:当科における前彎の手術適応と、それに対する治療法は鼻中隔の前彎に対して良好な結果が得られ、その有効性が示された。(著者抄録)}, pages = {7--11}, title = {当科における鼻中隔前彎症例の評価法と治療成績}, volume = {33}, year = {2021} }