@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00018135, author = {稲葉, 秀文 and 海道, 陽介 and 伊藤, 沙耶 and 廣畠, 知直 and 森本, 奈緒美 and 井上, 元}, journal = {日本赤十字社和歌山医療センター医学雑誌, Medical Journal of Japanese Red Cross Wakayama Medical Center}, month = {Mar}, note = {【背景】 免疫チェックポイント阻害剤(ICI)は,画期的な癌治療薬であるが,免疫関連有害事象として1型糖尿病(ICI-T1DM)が発症することがある.ICI-T1DMは重症疾患であるが,そのリスク因子は不明である. 【方法】 ICI-T1DMのリスク因子を明らかにするため,我々はその臨床経過を評価し,HLA-DRアリルおよびそのアミノ酸配列を検討した. 【結果】 8名がICI-T1DMと診断された.発症時に随時血糖が400 mg/dl以上に急激に悪化していた.7名が,ケトーシスあるいはケトアシドーシスを呈した.随時血中Cペプチド値は,全ての患者において1か月以内に測定感度以下となった.ICI-T1DM患者はコントロール患者と比較して,HLA-DRβ1鎖86位のアミノ酸(β86)がG:グリシンの頻度がV:バリンの頻度よりも有意に増加していた(P=0.042,オッズ比 5.13). 【考察】 ICI-T1DMはT1DMとF1DMの混合あるいは中間の発症様式を有し,β86GがICI-T1DMの新規リスク因子であることが明らかとなった.}, pages = {25--32}, title = {免疫チェックポイント阻害剤による1型糖尿病の臨床的特徴およびリスク因子}, volume = {39}, year = {2022} }