@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00018119, author = {篠田, 智仁 and 佐野, 文 and 清水, 里香 and 永田, 幸聖 and 櫻谷, 卓司 and 井川, 愛子}, issue = {44}, journal = {高山赤十字病院紀要}, month = {Mar}, note = {症例は66歳女性.数日前より右鼠径部の腫瘤に気がつき当院を受診した。右鼠径部には臥位でも触知する弾性軟なピンポン球大の腫瘤を認めた。腹部単純CT検査で右大腿静脈内側に脂肪濃度腫瘤を認め右大腿ヘルニアの診断で手術の方針となった。手術は腹腔鏡下大腿ヘルニア修復術(TAPP)を施行した。右大腿ヘルニアを認め上行結腸脂肪垂の嵌頓を認めた。また、腹膜前脂肪腫も大腿ヘルニアに嵌頓している状態であった。腹膜切開を行い鼠径靭帯の一部切除し大腿ヘルニア門を拡張することで腹膜前脂肪腫の摘出が可能となった。ポリプロピレン製メッシュを留置しヘルニア修復とした。腹膜を介して異なる空間に位置する結腸脂肪垂と腹膜前脂肪腫の2種の脂肪組織が大腿ヘルニアに脱出し嵌頓していた。 術後経過良好で、術後第2病日に退院となった。術後3ヶ月経過するも再発所見はなく経過している。 腹膜を介して異なる空間に位置する脂肪組織が嵌頓した大腿ヘルニアに対してTAPPで修復しえた1例を経験したため文献学的考察を加えて報告する。}, pages = {5--8}, title = {結腸脂肪垂と腹膜前脂肪腫が嵌頓していた大腿ヘルニアの1例}, year = {2022} }