@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00018046, author = {賴田, 顕辞 and 和田, 有加里 and 小原, 昌彦 and 水野, 圭子 and 安岡, 香 and 筒井, 宏行 and 豊田, 優子 and 坂東, 弘基 and 森田, 優 and 岡本, 悠里 and 辻, 和也}, issue = {1}, journal = {高知赤十字病院医学雑誌, Medical Journal of Japanese Red Cross Kochi Hospital}, month = {2022-04-22}, note = {非小細胞性肺癌に対するドライバー遺伝子変異の理解の進歩に伴い,複数の分子標的治療薬 が出現し,その選別を迅速に行えるようにオンコマイン TM Dx Target Test マルチ CDx システム検 査(ODxTT 検査)が 2019 年より保険収載された.それに伴い,遺伝子パネル検査に適した病理検体 が提供できる体制が全国的にとられるようになったが,個々の症例では検体が適正かどうか,特に気 管支鏡下生検で得られた小さな検体では悩むことが少なくない.本ケースシリーズ研究の目的は,気 管支鏡下生検検体を用いた ODxTT 検査が施行された非小細胞性肺癌患者を対象とし,ODxTT 検査 が適切に行えたかどうかを後ろ向きに確認し,小検体でも ODxTT 検査を成功させる要因を検討す ることである.症例集計期間は2020年12月から2021年の11月までの1年間で,対象症例に対して年 齢,性別,腫瘍径,生検個数,ODxTT 検査に適した生検個数,ODxTT 検査に提出する組織断面の 総面積,腫瘍割合等の臨床病理学的項目を抽出した.結果は,対象症例は 11 例で,1 例のみ抽出核酸 収量が低く ODxTT 検査不能となったが,それ以外は全例解析可能であった.いずれも腫瘍細胞割合 は 30% を超える検体で,提出する未染スライド数を 15 枚もしくは 20 枚であった.提出組織断面積が 1㎟未満となる症例が3例あり,そのうちの1例が検査不能となっており,検査不能症例における生検 組織断面で観察される腫瘍細胞数は 620 個と最も少ない数ではあった.組織断面積が 1 ㎟未満の小検 体であっても,規定の腫瘍細胞割合を確認し,かつ細胞数が十分量あると見込める検体であれば,検 査が可能な症例を経験した.気管支鏡下生検検体を用いた ODxTT 検査には,提出検体中に腫瘍細 胞の質と量が確保できるよう,臨床医,病理医,病理技師の各自の努力と連帯が必要と思われる.}, pages = {41--45}, title = {気管支鏡下生検による小検体を用いたオンコマイン TM Dx Target Test マルチ CDx システム検査の当院の現状}, volume = {26}, year = {} }