@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00018017,
 author = {伊藤, 慈音 and 坂東, 弘基 and 森田, 優 and 岡本, 悠里 and 豊田, 優子 and 辻, 和也 and 賴田, 顕辞},
 issue = {1},
 journal = {高知赤十字病院医学雑誌, Medical Journal of Japanese Red Cross Kochi Hospital},
 month = {Apr},
 note = {44 歳，女性．好酸球性多発血管炎性肉芽腫症に対してプレドニゾロンとメポリズマブで外来
治療を行っていた．X 年１月の定期受診時に胸部 CT 検査で左上葉に不整形陰影が出現した．抗菌
薬を投与したが陰影の改善はみられなかった．肺病変の原因検索のため 3 月末に気管支鏡検査を施行
した．肺組織生検で多彩な炎症性細胞の高度浸潤を認め，Grocott 染色で真菌を同定した．形態から
Candida 属が疑われたため，カンジダ肺炎と診断した．約2ヶ月間抗真菌薬を投与し肺炎は寛解した．
カンジダ肺炎は非常に稀で，経気道的に発症したと考えられた症例は過去に数例報告されるのみであ
る．本症例は，長期ステロイド内服による易感染状態が背景にあり，経気道的な感染により発症した
と考えられた．カンジダ肺炎の確定診断は肺組織生検により Candida 菌の組織侵襲を証明する必要が
ある．免疫不全がある難治性肺炎においては，培養検査だけではなく肺組織生検が重要であると考え
られた．},
 pages = {81--84},
 title = {経気管支肺生検で診断したカンジダ肺炎の１例},
 volume = {26},
 year = {2022}
}