@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00018016, author = {谷脇, 肇 and 村上, 翼 and 布村, 俊幸 and 小松, 俊哉 and 松下, 展久}, issue = {1}, journal = {高知赤十字病院医学雑誌, Medical Journal of Japanese Red Cross Kochi Hospital}, month = {Apr}, note = {急性期脳梗塞と鑑別を要する疾患として低血糖発作がよく知られている.今回,低血糖発作で ブドウ糖投与により神経症状は改善したが,運動麻痺が遷延し,画像検査を追加で施行することによ り急性期脳梗塞を診断できた一例を経験したので報告する.症例は 81 歳,男性.意識障害,左上下肢 完全麻痺で当院救急外来へ受診した.来院時の身体所見で左上下肢運動麻痺,右共同偏視を認めた. 血糖値が 17mg/dL と低値であったので,ブドウ糖投与を行った.その後,左上肢運動麻痺,右共同 偏視は改善したが,左上肢の不全麻痺が残存していた.血糖値が上昇しているのを確認した後,脳梗 塞を否定するため,頭部 MRI を施行した.右中心前回の一部に急性期脳梗塞を示唆する変化があり, 低血糖に脳梗塞が合併していることが分かった.脳卒中を疑う所見で来院された患者に対して低血糖 が観察されたとしても,血糖改善後も麻痺が残存していた場合には,脳梗塞の発症を疑い追加で画像 検査を行うことが重要であると考えられた .}, pages = {85--88}, title = {低血糖の補正後も麻痺が残存し, 追加画像検査にて脳梗塞併発の診断に至った一例}, volume = {26}, year = {2022} }