@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00017995,
 author = {杉本, 裕紀 and 近森, 文夫 and 行重, 佐和香 and 植田, 康司 and 原, 真也 and 松岡, 永 and 甫喜本, 憲弘 and 山井, 礼道 and 大西, 一久 and 谷田, 信行 and 浜口, 伸正},
 issue = {1},
 journal = {高知赤十字病院医学雑誌, Medical Journal of Japanese Red Cross Kochi Hospital},
 month = {Apr},
 note = {症例は 40 歳男性．交通事故で当院へ救急搬送された．腹部は軽度膨隆しており，造影 CT で
膵頭部近傍に 10cm 大の血腫や，造影剤の血管外漏出像を認めたため，経カテーテル動脈塞栓術
（TAE）を施行した．TAE 後は出血の制御がえられ，腹膜刺激症状の悪化もなく経過し第8病日から
経口摂取を開始したが，第 9 病日に頻回の嘔吐を認めた．腹部 CT で十二指腸下行脚の狭窄と上部の
消化管の著明な拡張を認めた．経鼻胃管を挿入し保存的治療を継続したが，症状の改善を認めなかっ
たため，第 20 病日より内視鏡的バルーン拡張術（EBD）を計 5 回施行した．第 31 病日に胃管をクラ
ンプしても嘔気は認めなかったため，第34病日に胃管を抜去した．翌日から流動食を開始するも，嘔
気は認められなかった．五分粥も問題なく摂取できるようになったため，第46病日に退院し，その後
は外来通院で経過観察しているが，経過は良好で症状の再燃は認めていない．外傷性遅発性十二指腸
狭窄症においても EBD は有用と思われた．},
 pages = {71--74},
 title = {内視鏡的バルーン拡張術が奏功した 外傷性遅発性十二指腸狭窄症の1例},
 volume = {25},
 year = {2022}
}