@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00017993, author = {中内, 友合江 and 坂東, 弘基 and 森田, 優 and 岡本, 悠里 and 豊田, 優子}, issue = {1}, journal = {高知赤十字病院医学雑誌, Medical Journal of Japanese Red Cross Kochi Hospital}, month = {Apr}, note = {症例は 66 歳,女性.近医で突発性難聴に対し柴苓湯を投与され,3 週間後に咳嗽,呼吸困難, 発熱が出現したため内服を中断し前医を受診した.胸部 X 線写真で間質性肺炎を疑われ当院紹介と なった.入院時酸素化低下を認め,胸部 CT で両側びまん性にすりガラス影を認めた.急性発症の間 質性肺炎としてステロイドパルス療法後にプレドニゾロン 0.5mg/kg で治療継続したところ,症状と 画像所見は速やかに改善を認めた.精査では特異的所見はなく,発症に至った経過やステロイド反応 性が良好であること,柴苓湯のリンパ球幼若化テストが陽性であったことなどから,柴苓湯による薬 剤性肺障害と診断した.薬剤性肺障害の原因の約 10% が漢方薬で,その中でも柴苓湯は小柴胡湯に 次いで報告が多い.薬剤性肺障害に特異的な検査所見はなく,薬剤投与歴や症状,画像所見から薬剤 性肺障害を鑑別に挙げることが大切である.}, pages = {79--82}, title = {柴苓湯が原因と考えられた薬剤性肺障害の一例}, volume = {25}, year = {2022} }