@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00017894, author = {塩原, 健太郎 and 樋口, 俊惠 and 飯田, 淳義 and 石井, 裕朗 and 谷口, 裕一 and 井上, 雅文 and 橋村, 伸二 and 中西, 浩之 and 藤原, 隆行}, issue = {1}, journal = {岡山赤十字病院医学雑誌, The Okayama Red Cross Hospital Journal of Medicine}, month = {Nov}, note = {孤立性上腸間膜動脈解離(ISMAD)は大動脈解離を伴わず上腸間膜動脈(SMA)に解離を認める稀な疾患である.保存的加療のみを行う症例が大半だが臓器虚血を伴えば致死的になる場合がある.採血での特徴的な所見は明らかでなく,症状を訴え受診しても診断が困難である場合が多い.D-dimer が除外診断に有効であるかを検討するために,当院の救急外来を腹痛・背部痛を主訴に受診した孤立性上腸間膜動脈解離5 例を検討した.背景因子と臨床所見についても過去の文献的考察をふまえて考察した.その結果,2 例は入院期間を通してD-dimer が0.5μg/mL 未満であり, 5 例の中央値は0.7μg/mL(0.5μg/mL 未満~0.8μg/mL)であった.また,全例が男性で平均年齢は54.2±5.2歳であり,心血管危険因子がある患者が多数を占めた.腹痛や背部痛の鑑別としてISMAD を挙げる必要がある.特に40~50歳代男性や高血圧・喫煙歴がある場合はISMAD のリスクが高い.D-dimer が低値であってもISMAD を除外することは困難であり,造影CT を考慮に入れるべきである.}, pages = {39--45}, title = {腹痛・背部痛で当院救急外来を受診した孤立性上腸間膜動脈解離5 例の検討:D-dimer は除外診断に有効か}, volume = {32}, year = {2021} }