@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00017852, author = {中村, 重徳 and 林, 昌俊}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {2011年から2019年に経験した原発性副甲状腺機能亢進症(primary hyperparathyroidism、PHPT)24例(男1例、女23例)を検討した。平均年齢は60.8歳(範囲38-85歳)。PHPTまたは高Ca血症の精査・加療での受診が18例、甲状腺の精査で当院を受診し、エコー検査で副甲状腺疾患を疑った4例また高Ca血症を認めた1例、および糖尿病で受診中に一般検査で高Ca血症を認めた1例である。エコー検査で22例は病理所見と一致する病変を検出できたが、1例は当初甲状腺病変が考えられ、部位不明として手術に至った偽陰性例、他の1例では検出した結節は甲状腺由来であり偽陽性の結果であった。24例中2例は甲状腺乳頭癌、また1例は亜急性甲状腺炎が存在、また甲状腺内に多発ののう胞性病変7例など多くの例で甲状腺疾患の併発を認めた。病理では腺腫が19例、過形成が5例であった。Tc-MIBIシンチ陰性6例では、SPECTが行われていない4例やMIBIの取り込みを阻害するCa拮抗剤の服用中の3例(内2例は前述のSPECT無し例)があり、今後これらの点をも考慮し、Tc-MIBI-SPECT/CT検査を行っていきたい。24例中1例は甲状腺内の副甲状腺病変であり、この診断にはCT検査が、また部位不明として手術を行った1例は術中の頸静脈サンプリングでのi-PTH測定が有用であった。今回の検討では、多数例に骨粗鬆症や腎機能低下を認めた。日常診療において今後更に血中Ca濃度の測定が広く行われ、このような事態に至らない前に診断がなされ、早期に適切な治療が行われることが望まれる。(著者抄録)}, title = {原発性副甲状腺機能亢進症24例の臨床的検討}, year = {2021} }