@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00017655, author = {尾崎, 貴子 and 金田, 徹 and 渡部, 恭大}, issue = {1}, journal = {静岡赤十字病院研究報, Journal of Japanese Red Cross Shizuoka Hospital}, month = {Dec}, note = {延髄背側部の腫瘍摘出術に際して迷走神経背側核が刺激されることがあり,その結果徐脈,血圧低下が発症し心停止に至ることがある.その対応策の1つとして一時的心臓ペーシングを用いる事がある.今回延髄腫瘍摘出術の術中操作に伴う有害な循環変動を回避する目的で,術中一時的心臓ペーシングが作動できるように経皮的体外式心臓ペースメーカーを術前に準備し術中管理を行った. 症例は45歳男性.頭痛の精査にて延髄腫瘍が発見されグリオーマの疑いで開頭延髄腫瘍摘出術が予定された.麻酔導入後,右前胸部と左側胸部にペーシングパッドを貼付し体位を腹臥位とした.ペーシングの設定はデマンドモード(レート50回/分,出力60mA)とした.延髄周囲の剥離の際に2回急激な徐脈,低血圧を呈したが,2回ともペーシングが作動し,心拍数,血圧が改善,問題なく手術が継続できた. 延髄腫瘍のような脳幹部腫瘍摘出操作に起因する徐脈,血圧低下から心停止に至るような有害事象を回避する目的に一時的心臓ペーシングを行うための経皮的体外式心臓ペースメーカーをスタンバイすることは有用と考える.}, pages = {39--44}, title = {経皮的体外式心臓ペースメーカーを用いた延髄腫瘍摘出術の術中管理}, volume = {40}, year = {2020} }