@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00017579, author = {小田, 浩司 and 笹岡, 丈人 and 榮枝, 一磨 and 山下, 真弘 and 花房, 伸幸 and 甲斐, 誠二 and 森, 英樹 and 竹中, 皇}, journal = {岡山赤十字病院医学雑誌, The Okayama Red Cross Hospital Journal of Medicine}, month = {Nov}, note = {症例は98歳,女性.既往歴に左腎盂尿管移行部狭窄症があり,全身麻酔下での尿管ステン トの定期交換中であった.排尿障害に対しては4 年前からジスチグミン臭化物の内服中であ り,副作用なく経過していた.尿管ステント交換術目的に入院され,手術予定の12時間前か ら絶食, 5 時間前の絶飲食の上,ジスチグミン臭化物の内服を行った.内服4 時間後から, 嘔気,腹痛,下痢,唾液分泌過多を認め,血液検査でコリンエステラーゼ30U/I と低下がみ られ,コリン作動性クリーゼと診断した.直ちに硫酸アトロピン投与とジスチグミン臭化物 の内服を中止し,症状も改善した.ジスチグミン臭化物の添付文書には,イヌの動物実験で 絶食によりCmax が約9.4倍,AUC 0 -24が約6.6倍高値を示したとの記載がある.今回我々は 絶食時のジスチグミン臭化物投与により血中濃度が上昇し,コリン作動性クリーゼを発症し たと考えられた1 例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.}, pages = {35--38}, title = {絶食時のジスチグミン臭化物内服を契機にコリン作動性クリーゼを発症した1 例}, volume = {31}, year = {2020} }