@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00016526, author = {間瀬, 純一 and 足立, 尊仁 and 桐山, 俊弥 and 洞口, 岳 and 原, あゆみ and 井川, 愛子 and 佐野, 文 and 白子, 隆志}, journal = {高山赤十字病院紀要}, month = {Mar}, note = {【要旨】腹部外傷のなかで予後不良な損傷は鈍的外傷による重症型肝損傷つまり日本外傷学会肝損傷分類の複雑型深在性損傷(以下、Ⅲb型肝損傷)である。飛騨地域における3次救急指定病院である当院で過去10年間に経験した外傷性肝損傷は32例、うちⅢb型肝損傷8例における治療経過と結果を比較し今後の治療戦略の課題を検討する。 【対象と結果】2008年3月からの当院における10年間に経験した外傷性肝損傷症例のうち日本外傷学会肝損傷分類に明らかに画像上あてはまる32例を対象に受傷機転、外傷分類、治療法、合併損傷などについて比較検討を行った。症例はⅠb型が6例(%)と最も多く、続いてⅢa型が9例(%)、Ⅲb型が8例(%)であった。受傷機転ではⅢb型の7例が自動車での交通外傷であった。合併損傷は12例(%)に肋骨骨折・外傷性血気胸が認められた。肝損傷自体の合併症は胆汁瘻が6例(21.4%)で最も多く認められた。仮性動脈瘤は2例(7.1%)あり、IVR施行例は5例(17.8%)施行されていた。肝損傷に対しての来院直後の手術は2例のうち1例は術後死亡であった。 【考察】緊急手術や来院早期、晩期でのIVR施行によって循環動態の安定化を認めた。肝損傷による直接死亡症例を1例認めたが、地域でのIVR体制などチーム医療が今回の結果に寄与していると考える。}, pages = {16--19}, title = {飛騨地域における外傷性肝損傷の検討}, volume = {43}, year = {2020} }