@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00016508, author = {河野, 俊広 and 湧田, 望 and 金城, 孝}, issue = {1}, month = {2020-07-22}, note = {症例は46歳女性.当科初診の約2週間前より右側顎角部の疼痛を自覚したため,かかりつけ歯科を受診したところ,右側下顎骨下縁部に智歯と思われる埋伏歯を認め,その歯冠部に広範な嚢胞様X線透過像を認めたため,当科を紹介された.CT検査の結果,歯冠部を被包した透過像は口腔側の歯槽骨まで及んでおり,口腔内粘膜の炎症部位と一致しており,周囲下顎骨に骨硬化も認めた.右側下顎智歯含歯性嚢胞からの感染と診断し,全身麻酔下に右側顎下部切開と口腔内切開を併用し,双方から含歯性嚢胞摘出術と下顎埋伏智歯抜歯術をおこなった.術後は消炎・鎮痛おこないながら7日目に退院したが,術後11日目に右側顎下部腫脹疼痛が出現し,当院救急科受診となった.長期間の慢性炎症を経た症例において,病巣掻爬後の術後感染制御に難渋した症例であった.その詳細と治癒過程,既報告例との比較など,若干の文献的考察を加えて発表する.}, title = {口腔内・外から摘出し術後感染制御に難渋した下顎含歯性嚢胞の1例}, year = {} }