@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00016413, author = {島津, 裕 and 堀, 弘樹 and 白神, 大志 and 島津, 弥生 and 岡, 智子 and 直川, 匡晴}, journal = {日本赤十字社和歌山医療センター医学雑誌, Medical Journal of Japanese Red Cross Wakayama Medical Center}, month = {Mar}, note = {濾胞性リンパ腫(Follicular Lymphoma,FL)は日本で2番目に多い低悪性度のリンパ腫である.抗CD20抗体(Rituximab)によりFLの予後は大幅に改善し,さらに2016年新しい抗CD20抗体(Obinutsuzumab)が保険承認された.Obinutsuzumab療法はRituximab療法より無病増悪期間を有意に延長するものの,全生存率での有意差は認められなかった.またObinutsuzumab療法では感染症の増加が懸念されることから,特に高齢者への使用は注意を要する.今回,当院における初発FL患者の治療成績の解析を通じてObinutsuzumab療法の位置づけを検討した. 70歳以上のFL30名を検討したところ,FL対する治療成績は,Rituximab療法で5年生存率は8割以上と良好であり,70歳以上の慢性骨髄性白血病の慢性期28名,真性多血症33名,本態性血小板血症58名や厚生労働省の発表する平均余命と比較しても良好であった.このため,高齢者に対する新規薬剤のメリットは限定的な可能性があり,Obinutsuzumab療法の適応は慎重に決定すべきと考えられた.}, pages = {51--56}, title = {高齢者の濾胞性リンパ腫(Follicular Lymphoma)に対する治療戦略}, volume = {37}, year = {2020} }