@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00001622, author = {上田, 紗代 and 花岡, 真実 and 佐藤, 浩一 and 新野, 清人 and 岡, 博文 and 三宅, 一 and 秋月, 裕則 and 櫻山, ゆう子}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {【はじめに】Miller-Fisher 症候群(MFS)は,Guillain-Barré 症候群の亜型であり,多くは先行感染後に眼筋麻痺,運動失調,深部腱反射消失の三主徴を呈する.今回我々は,外眼筋麻痺,深部腱反射消失を呈さないMFS を経験したので報告する. 【症例】31歳・女性.上気道炎罹患の1ヶ月後に副鼻腔炎を発症.1週間後にふらつきが出現,当院を受診した.意識清明,F-N test もほぼ正常,CT で副鼻腔炎のみであったが,失調症状は急速に悪化,2日後起立困難となり再受診した.意識清明,両側瞳孔散大,対光反射減弱,眼球運動障害はなく,F-N test では失調あり,腱反射消失は認めなかった.MRIでは頭蓋内に異常所見を認めず,年齢,先行感染の既往,内眼筋麻痺,小脳失調の所見から,典型的ではないがMFSを疑い,入院加療を開始した.眼科でのピロカルピン検査で過剰反応を呈し,血清抗GQ1b IgG 抗体陽性でMFS と診断した.ビタミン剤処方と副鼻腔炎加療にて症状は徐々に改善し,15日目に独歩退院となった. 【結語】非典型的なMFS の1例を経験した.その確定診断には抗GQ1b IgG 抗体の測定が有用であった.}, title = {外眼筋麻痺、腱反射消失を認めなかったMiller-Fisher症候群の1例}, year = {2012} }