@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00016208, author = {藤原, 浩芳}, journal = {京都第二赤十字病院医学雑誌, Medical journal of Kyoto Second Red Cross Hospital}, month = {Dec}, note = {副神経は胸鎖乳突筋支配後非常に多くのリンパ節が存在する後頚三角を通過するため,リンパ節生検時などにしばしば医原性副神経損傷をきたす.手術療法で良好な成績が得られているが,医原性の場合では社会的な対応を含めて苦慮し,手術時期が受傷より遅くなることがある.われわれは損傷後長期経過例を含む15 例の副神経損傷の術後成績を検討した. 受傷後経過期間は平均7.5 ヵ月であり,最大は16 ヵ月であった.9 例に神経縫合術,6 例に神経移植術を行った.全例で僧帽筋筋力の改善と肩外転可動域の著明な改善を認めた. 満足いく機能回復を得るためには神経の連続性の回復が必須であり,神経欠損例では神経移植術が積極的に施行される.しかし,受傷後長期経過症例では手術選択で苦慮する.本研究では最大16 ヵ月経過症例を含んでいたが神経縫合術および神経移植術で良好な術後成績が得られ,長期経過症例でも積極的な手術療法の適応があると考えた.}, pages = {3--7}, title = {医原性副神経損傷に対して手術療法は有用か?}, volume = {40}, year = {2019} }