@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00016207, author = {假谷, 彰文 and 石原, 久司 and 秋定, 直樹 and 藤澤, 郁 and 藤, さやか and 赤木, 成子 and 小橋, 春彦 and 竹内, 彩子}, journal = {岡山赤十字病院医学雑誌}, month = {Nov}, note = {難治性鼻出血をきたす基礎疾患の一つに遺伝性出血性末梢血管拡張症(Hereditary hemorrhagic telangiectasia:HHT,別名:オスラー病)がある.鼻出血を繰り返していた症例にポリドカノール硬化療法を行い,症状が改善した2 例を経験したため報告する.  症例1 :60歳代男性.鼻出血を繰り返し,近医で鼻粘膜焼灼を反復したが改善せず当院受診.受診時は毎日鼻出血を繰り返していた.口腔・手指の拡張性小血管病変,胃の末梢血管拡張所見,肝動静脈奇形を認め,HHT と診断した.ポリドカノール硬化療法を実施したところ鼻出血回数は著減した.初回から現在までの4 年間に計4 回行い,経過は良好である.  症例2 :40歳代女性.父がHHT と診断されている.鼻出血を週3 回ほど繰り返すため当院受診.手指・舌の拡張性小血管病変および肝動静脈奇形を認め,HHT と診断した.ポリドカノール硬化療法を1 回実施し, 2 年7 ヶ月経過した現在も鼻出血なく経過している.簡便な手技で年単位の止血効果が得られ,患者のQOL 向上に寄与するポリドカノール硬化療法はHHT 患者で考慮すべき治療法と考える.}, pages = {59--65}, title = {ポリドカノール硬化療法が有効であった遺伝性出血性末梢血管拡張症(オスラー病)による難治性鼻出血の2例}, volume = {30}, year = {2019} }