@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00016204, author = {渡辺, 恭子 and 山下, 真弘 and 蒲生, 直幸 and 牧田, 文子 and 藤原, 隆行 and 早川, 信彦 and 宮下, 雄博 and 岡﨑, 守宏 and 原口, 総一郎 and 小林, 完治}, journal = {岡山赤十字病院医学雑誌}, month = {Nov}, note = {症例は83歳の男性.24年前糖尿病指摘され5 年前からリナグリプチン,ボグリボース内服し近医で透析中.2 年前左腎癌(pT3N0M0)にて後腹膜鏡下左腎摘術,1 年前多発肺転移が出現し,スニチニブ・アキシチニブ・パゾパニブが無効であり,エベロリムス(Everolimus)に変更した.投与後肺転移巣は縮小傾向であったが,随時血糖が2 週目 350㎎/dL,4 週目 425㎎/dL,8 週目 600㎎/dL となり口渇・全身倦怠感が出現し当科紹介となった.グリコアルブミン 43.7%,血中ケトン体 39μmol/L,インスリン持続静脈投与にて改善し血糖 91/271㎎,CPR(内因性インスリン)1.1/1.3ng/mL,CPRindex1.2Δ CPR0.2で高齢のためインスリンリスプロ混合製剤50の1 回打ちで退院し,継続治療しているが,10か月後もCPR の枯渇はなく,少量のインスリンでコントロール良好である.mammalian target of rapamaysin(mTOR)阻害剤はmTOR を介するシグナル伝達を阻害するためのインスリン分泌低下とインスリン抵抗性の惹起の両方による糖尿病の悪化に注意が必要である.}, pages = {41--45}, title = {透析患者における分子標的薬(Everolimus)による高血糖高浸透圧症候群の1例}, volume = {30}, year = {2019} }