@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00001620, author = {福田, 靖 and 加藤, 道久 and 中山, 崇 and 山本, 香 and 中井, 香 and 野村, 佳世 and 當別當, 庸子 and 川西, 良典 and 井関, 明生 and 郷, 律子 and 武市, 充生 and 岩﨑, 英隆 and 秋月, 裕則}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {症例は26歳,男性.山間部で林業作業中に木材を運搬するナイロン製ロープが切れ,偶然頚部に絡まり受傷した.頚部に線条痕を認め発声できなかった.山中であり防災ヘリによりホイストでつり上げ当院へ搬送された.傷病者の頚部は気道損傷による皮下への空気漏れのために袋状にふくらんでいた.気道損傷の程度が不明で挿管も躊躇されたが,呼吸状態が不良となり緊急気管切開を準備したうえで鎮静,挿管した.気道の完全断裂は無く,輪状軟骨骨折,頚部皮下気腫,縦隔気腫を認めた.声帯は両側ともに可動が不良で傍正中位で固定しており両側喉頭麻痺の状態であった.第10病日に気管切開を施行し,翌日人工呼吸器から離脱した.嚥下障害も次第に改善.第22病日より経口訓練を開始し経過良好で第39病日に独歩転院となった.頚部損傷は,受傷機転,外圧の程度により様々な合併症を引き起こし,気道確保に難渋することがある.気道緊急に対するできうる限りの準備を行い対処すべきである.}, title = {作業用ロープによる輪状軟骨損傷の1例}, year = {2012} }