@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00001596, author = {宮本, 佳彦 and 増田, 有理 and 花岡, 真実 and 佐藤, 浩一 and 新野, 清人 and 岡, 博文 and 三宅, 一 and 後藤, 哲也}, issue = {1}, month = {Mar}, note = {症例は50歳代男性,異常行動(車のキーをライターと間違える等),会話がかみ合わないことを主訴に2010年8月,当院救急搬送された.来院時は傾眠傾向(JCS10)で,失語症あり右片麻痺2/5MMTの状態であった.心電図は正常洞調律,血液検査では血小板53.3×104/μlと増多を認めていた.頭部MRI・DWIでは左レンズ核から島皮質に及ぶ新鮮脳梗塞を認め,MRAでは左中大脳動脈閉塞がみられた.入院の上,保存的加療を開始,失語症は徐々に改善し,右片麻痺も4/5MMTまで回復,抗血小板薬(クロピドグレル75mg1錠)継続で,9月にリハビリ転院した.経過良好で,職場復帰していた2011年5月に回転性の眩暈発作があり,6月当院脳神経科外来受診した.心電図は正常洞調律で,MRI・DWIでは新たな病変を認めなかったが,FLAIRでは左脳幹上部に初診時には存在しなかった梗塞巣が出現しており,眩暈発症時のものであると考えられた.血液検査で血小板76.0×104/μlとさらに増多認めた.本態性血小板増多症等の骨髄増殖性疾患が脳血管障害を併発することは古くから報告されている.しかしながら,実臨床で遭遇することは比較的稀であり,若干の文献的考察を加えて報告する.}, title = {初診時より血小板増多を認め1年以内に2度の脳梗塞を発症した1例}, year = {2012} }