@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00014322, author = {今井, 努 and 大久保, 恒正 and 大久保, 有 and 深本, 真央 and 波多野, 貴一 and 米本, 和弘 and 柴田, 敏之 and 岡本, 清尚}, journal = {高山赤十字病院紀要}, month = {Mar}, note = {神経鞘腫は Schwann 神経鞘細胞に由来するが、顎骨内に発生することは稀である。 今回我々は高齢の患者の右下顎に発症した神経鞘腫を経験し手術的加療を行ったので報告する。 【症例の概要】患者:87 歳、男性。初診:2016年2月。主訴:右下顎骨骨体部の膨隆。現症:口腔外所見:右頰部から下方にかけびまん性の腫脹。右下唇の知覚鈍麻は若干あり。口腔内所見:上下顎とも無歯顎、右下顎小臼歯部から右下顎臼後結節にかけてびまん性、骨様硬の膨隆あり。X 線所見:右オトガイ孔より後方下顎小臼歯部から右下顎枝の半分に至る境界明瞭、均一な多胞性透過像。CT:右側下顎骨体部から下顎枝にかけ長径 51mm頰舌的に 40mm高さ62mm 大の内部やや不均一な充実性病変あり。舌側の皮質骨は菲薄化圧迫吸収あり。 臨床診断: 右下顎骨良性腫瘍。処置および経過:初診時同病変を穿刺吸引、暗赤色の内容物を 30ml 吸引。その後同部から開窓、生検施行。不全角化を伴う重層扁平上皮の診断。病変の可及的の縮小および下顎骨の再生目的に開窓部から洗浄を継続したが変化ないため 2016年5月に再度生検開窓施行。線維芽細胞の増殖の診断。2017年1月全身麻酔下に腫瘍摘出術を施行。近心はオトガイ孔、遠心は下顎頭からやや下方で下顎骨を含めて腫瘍を切除、プレートで即時再建施行。 術後の経過は良好で術後第7日で退院。【結果】87 歳男性の右下顎骨に発生した巨大な神経鞘腫の症例を経験したので報告する。}, pages = {14--18}, title = {高齢者の下顎に発症した神経鞘腫の1例}, volume = {42}, year = {2019} }