@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00014148, author = {星, 研一 and 小川, 宜裕 and 池田, 秀昭}, issue = {2}, journal = {日赤医学}, month = {Sep}, note = {ライフラインの維持確保は災害時医療能力の基盤である。酸素投与は災害発災直後か ら救援医療が入った後にも継続される不可欠な治療である。当院では建物被害が生じ るような地震発災時に入院患者のみならず搬入されてくる負傷者へ酸素を供給する体 制は未整備であった。【目的】ライフラインのBusiness Continuity Planとして、施設 に被害が生じ中央配管による医療用酸素供給が断たれた場合の入院患者及び外来受傷 者への酸素の確保と供給について検討し体制を整備する。【結果】 1 予備酸素整備: バックアップ用酸素ボンベ増設。定置式液化酸素貯槽(CE)被害に備え平時の1日使 用量35m3 に相当するマニホールド室内大型ボンベ(7000L)50本増設。災害時専用小 型ボンベ(500L)100本(平時の1週間使用量50本および中央配管被害時の代用供給 分50本)増設。以上を院内医療ガス安全管理委員会に建議し昨年1月から整備された。 2 さらに想定される不足分に対し取引業者と衛星電話によるHOT LINE確保、震度5 弱以上で当病院への状況報告と巡回する体制が整備された。3 被災経験病院である熊 本赤十字病院に指導を仰ぎながら施設管理担当者以外でも対応できる事を目標にした 非常時酸素供給マニュアルを作成中で、今秋の院内災害訓練時に検証を行う予定であ る。【課題】長野盆地西縁断層帯地震が生じた場合の最悪被害想定では長野市内の人的 被害は死者1910名、負傷者10850名(重傷者5710名)とされる。今回の体制では、そ の一部にしか対応できないが、常に自施設の災害対応能力を把握し向上させることは赤十字病院として重要である。}, pages = {375--378}, title = {災害時における医療用酸素供給体制を準備する}, volume = {69}, year = {2018} }