@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00014145, author = {登内, 秀子}, issue = {2}, journal = {日赤医学}, month = {Sep}, note = {看護者は常に患者の権利擁護者すなわちアドボケイトであることが求められている。看護基礎教育において、患者の権利を擁護できる看護師を育成するために倫理教育は重要なものとなっている。倫理意識は講義で習ってすぐ行動化できるものではなく、体験しながら知識と統合し倫理意識を高め、必要な態度や行動を身に付けていくものである。しかし、看護学生は実習において、未熟な存在でありながらも患者の前では権利擁護者としての行動や態度が求められ、戸惑う場面も多い。今回、2年生(42名)の領域別実習において、学生が患者の権利擁護者として意識し行動できように、実習前に各自の『名刺』を作成してもらった。まず、患者の権利について講義を行い、実習で患者に渡すと想定し、名刺には「自分はどんな立場の者であり、患者の権利を守るために今の自分に何ができるのか」を考えて書くように指導した。そして、名刺に書いたことを意識し実習に臨んでもらった。実習後は、行動にどのような変化があったかを振り返り用紙に記入してもらい、それを基に実習グループでディスカッションを行った。振り返り用紙からは、「自分のできることだけでなくできないことを明確に意識し、適切に看護師に相談することができ、患者の権利を守ることに繋げることができた。」「個人情報の取り扱いをより意識して行った。」「患者の求めていることは何かを意識し、それに合わせた援助をするようにした。」「書いたことでそれを行う責任を意識した。」などの反応があった。また、実習グループのディスカッションでは、お互い意識して行動できていたことを認め合い、できなかったことについては一緒に対策を考えることができていた。以上のことから、名刺を活用した試みについて考察し報告する。}, pages = {364--366}, title = {看護学生のアドボケイトとしての役割意識を高める試み~名刺を活用して~}, volume = {69}, year = {2018} }