@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00014144, author = {村上, 望美 and 荒金, 太 and 楠木, 槙 and 吉松, かなえ and 井手上, 隆史 and 三好, 潤也 and 福松, 之敦}, issue = {2}, journal = {日赤医学}, month = {Sep}, note = {熊本県内で産婦人科病床を有する病床数400床以上の病院は3ヶ所である。当院は、産科、婦人科とその緊急疾患を含め地方の拠点病院としての役割を果たしている。中でも日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医が常勤する唯一の拠点病院として、腹腔鏡下手術に取り組んでいる。当院では1999年から腹腔鏡下手術を開始し、2017年4月までに4465例の手術を行なった。当院でのこの17年間の症例を検討し、地方拠点病院としての役割を再考し報告する。症例数は年々増加しており、2016年は手術数948件のうち50.4%にあたる490件を腹腔鏡下手術で行なっている。直近の2017年4月には緊急手術症例を含め50例の腹腔鏡下手術を行い、前年を上回る症例数となっている。開始当時は、疾患として不妊症、異所性妊娠、卵巣腫瘍が多かった。2012年には子宮体癌根治術を開始、2016年には子宮頸癌に対する広汎子宮全摘出術も開始し、当院での腹腔鏡下手術における適応は年々拡大している。2016年には、子宮筋腫が191例と最多となっており、術式では腹腔鏡下子宮全摘出術が158例と最多であった。子宮体癌根治術が10例、広汎子宮全摘出術が3例と悪性腫瘍症例も徐々に増加している。適応が拡大され、経験症例が増えたことで、良性疾患も、難易度の高い腹腔鏡下手術を比較的短時間で施行することも可能となっている。我々は、地方拠点病院として、より安全で低侵襲の医療を患者さんに提供し続けることを課題と考える。現在熊本県内で婦人科腹腔鏡下手術を主に行っているのは当院のみであり、これからも症例数は増えていくことが予想され、婦人科内視鏡認定医の下、我々の技術向上も必要と思われる。}, pages = {359--363}, title = {地方拠点病院としての腹腔鏡下手術への取り組み}, volume = {69}, year = {2019} }