@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00014085, author = {木戸, 千穂 and 木村, 聖歩 and 大橋, 良浩 and 居相, 裕美 and 椎葉, 鈴惠 and 池田, 巧}, issue = {1}, journal = {京都第一赤十字病院医学雑誌, Medical Journal of Japanese Red Cross Kyoto Daiichi hospital}, month = {Nov}, note = {左被殻出血後に努力性発話を呈した失語症例を経験した.発症時はジャルゴン様の発話を認めたが,意識障害の改善や発話量増加に伴い,音の繰り返しや停滞を含む努力性の強い発話へ移行した.努力性発話の要因として,発語失行,音韻出力レキシコンの障害,吃様症状の関与を考えた.発話のロゴジェンモデルに基づき,発語失行と音韻出力レキシコンを検討した結果,発語失行はオーラルディアドコキネシス,単音・単語の復唱が可能であったため,影響は低いと思われた.一方,呼称で多彩な錯語がみられたにも関わらず,同単語の理解・復唱・音読が良好であったことから,語彙の貯蔵庫である意味システムよりも発話への語彙出力である音韻出力レキシコンの障害の可能性が高いと考えた.吃様症状は発話モデルでの解釈が困難であり,大脳皮質と基底核を結ぶ神経回路が被殻損傷により破綻し,その結果補足運動野の機能低下により生じたと考えた.}, pages = {64--68}, title = {努力性発話が特徴的であった左被殻出血後の失語症例}, volume = {1}, year = {2018} }