@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00014079, author = {池村, 高明 and 奥村, 保子 and 宮本, 洋輔 and 竹下, 直樹 and 短田, 浩一 and 小澤, 誠一郎 and 濱田, 裕之 and 木﨑, 善郎}, issue = {1}, journal = {京都第一赤十字病院医学雑誌, Medical Journal of Japanese Red Cross Kyoto Daiichi hospital}, month = {Nov}, note = {溶血性尿毒症症候群(hemolytic uremic syndrome; HUS)は,腸管出血性大腸菌(enterohemorrhagicEscherichia coli; EHEC)感染者の約1 ~ 10%に発症する.そのうち10%前後の患者が何らかの中枢神経症状を呈することが知られている.今回我々はEHEC 感染によりHUS を発症し,異なる臨床経過をたどった2 症例を経験したので報告する. 症例1 は4 歳女児, 症例2 は2 歳男児.下痢とそれに続く粘血便が先行し,入院後にHUS を発症した. 症例1 では水分管理とDIC に準じた治療を施行し順調に回復したが, 症例2 では同様の治療をしたにも関わらず,脳症を発症した.抗痙攣薬の持続点滴,高浸透圧療法, 持続的血液透析濾過(continuous hemodiafilafiltration;CHDF),血漿交換療法(plasma exchange; PE),DIC 治療,ステロイドパルス療法等を施行し, 神経学的後遺症なく退院することができた.両者の違いを比較したところ,脳症を発症する予測因子として,HUS 発症時のCRP 値,LDH 値が有用である可能性が示唆された.}, pages = {30--35}, title = {異なる臨床経過をたどった小児腸管出血性大腸菌 感染症関連溶血性尿毒症症候群の2 症例}, volume = {1}, year = {2018} }