@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00013997, author = {服部, 直 and 井上, 雅文 and 原田, 亮 and 梶谷, 聡 and 佐藤, 亮介 and 上田, 英次郎 and 稲生, 祥子 and 安井, 稔博 and 永原, 照也 and 歳森, 淳一 and 小橋, 春彦}, journal = {岡山赤十字病院医学雑誌}, month = {Nov}, note = {腸管スピロヘータ症はグラム陰性桿菌、Brachyspira属による稀な人畜共通の感染症である。一般的に特徴的な内視鏡像はなく、確定診断には病理組織学的検査が必須であり、HE染色で粘膜上皮表面の好塩基性の毛羽立ちなどが見られることが特徴とされている。今回我々は腸管スピロヘータ症を3例経験した。3例とも主訴は下痢で血液検査所見において炎症反応は軽度であった。2例は血清赤痢アメーバ抗体価が陽性を示し、うち1例は大腸内視鏡検査所見においてもアメーバ性大腸炎に合致する所見であった。しかしながら大腸内視鏡検査所見において3例に共通する腸管スピロヘータ感染を示唆する所見は認められなかった。3例とも病理組織学的検査で確診し、メトロニダゾール内服により症状は改善した。下痢症状が持続する症例では、腸管スピロヘータ症を鑑別診断にあげ、大腸内視鏡検査所見が乏しくとも大腸粘膜生検による病理組織学的検査施行を検討する必要がある。(著者抄録)}, pages = {63--67}, title = {腸管スピロヘータ症の3例}, volume = {29}, year = {2018} }