@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00013995, author = {大槻, 花穂 and 妹尾, 明美 and 佐藤, 慶治 and 田村, 麻衣子 and 山口, 麻里 and 深松, 伸明 and 高木, 徹 and 樋口, 俊恵 and 別所, 昭宏 and 小山, 芳伸}, journal = {岡山赤十字病院医学雑誌}, month = {Nov}, note = {Tocilizumab(TCZ)(IL-6阻害薬)による皮疹の副作用については、あまり注目されてこなかった。今回我々はTCZ使用と、重篤な皮膚病変の出現との関連を強く疑わせる症例を経験した。症例は59歳男性、関節リウマチ(RA)に対し、TCZを開始した。その後皮疹が出現し始め、白血球破砕性血管炎の診断に至った。中等量PSL併用後も新たに好中球性皮膚症を発症し、ジアフェニルスルホン(DDS)を追加し寛解していたが、これら薬剤の減量中に再燃し重症化した。ステロイドパルス+高用量PSLを開始したが、右足背の皮疹が増悪し皮膚潰瘍形成に至った。最終的にTCZ関与の可能性を考慮し、TCZ投与は中止した。TCZ投与による皮膚病変増悪のメカニズムは未だ知られていない。我々はTCZ使用が皮膚病変発生にどのように関与し得るかを探索する目的で、TCZを使用したRA患者10例について、使用前後の末梢血遺伝子発現の変化を解析した。有意に発現変化を認めた遺伝子について遺伝子オントロジー解析を行ったところ、TCZ使用により好中球活性化遺伝子が有意に亢進し、創傷治癒に関連する遺伝子は有意に抑制されている事が判明した。(著者抄録)}, pages = {48--57}, title = {Tocilizumab(TCZ)使用前後の末梢血トランスクリプトームの変化とTCZ使用中に多彩な皮膚病変をきたした一例}, volume = {29}, year = {2018} }