@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00013507, author = {井川, 理 and 柿原, 直樹 and 山口, 明浩 and 弓場上, 将之 and 渡邉, 信之 and 近藤, 裕 and 氏家, 和人 and 西村, 幸寿 and 藤堂, 桃子 and 中村, 吉隆 and 阿辻, 清人 and 谷口, 弘毅}, journal = {京都第二赤十字病院医学雑誌, Medical journal of Kyoto Second Red Cross Hospital}, month = {Dec}, note = {悪性疾患の消化管閉塞に対する、治癒を目的としない緩和手術の功罪について、いまだ明確な評価はなされていない。このような緩和手術の意義を明らかにするため、臨床症状の推移と血液生化学的な栄養指標の変化を、自験例について検証した。3ヵ月以上の生存が期待される。悪性疾患の消化管閉塞に対して、4年間で89例の緩和手術を施行した。病態と術式により、胃癌に対する胃空腸吻合術、他の癌に対する胃空腸吻合術、腹膜播種による腸閉塞に対する人工肛門造設術、および腸吻合術の4群に分類した。前者3群ではチューブの抜去、経口摂取の再開、および腹部膨満の緩和などの臨床的な目的は達成され、重篤な合併症も認めなかった。これらの症例では術後の栄養指標も改善しており、手術適応は妥当であったと考えられたが、腸吻合群は悪液質が進行することが多く、予後不良であった。緩和手術として腸吻合術を選択することは、人工肛門造設術よりも慎重であるべきと考えられた。}, pages = {8--13}, title = {臨床症状と栄養指標から見た悪性疾患の消化管閉塞に対する緩和手術の評価}, volume = {38}, year = {2017} }