@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00011943, author = {多田良, 陽乃}, issue = {1}, month = {Dec}, note = {終末期がん患者M氏の家族支援において,家族の予期悲嘆の促進ができ,悔いのない看取りができた事例から,行った看護がどういう意味があったのか明らかにすることを目的とし,先行研究を基に後方視的に検討した.他職種と連携した家族を支える仕組み作り,家族・看護師間の信頼関係の形成,家族が希望するM氏への援助を支える,家族を孤独にしない関わりを続けた.結果,家族はM氏の傍で共に時間を過ごすことができ,M氏は家族に見守られて最期を迎えることができた.病棟でM氏の誕生会を開き日常に変化をもたせた行事を行ったこと,家族と共に日々M氏へのケアを行ったことで,家族はM氏のために精一杯のことができたという満足感を得ることができ死別の準備ができた.また,家族間の関係性の改善,家族の成長を認めた.こうした家族の変化はM氏に安心安楽を与え,M氏がよりよいケアを受けることに繋がった.家族との意図的な関わりによりパートナーシップを形成していくことは,患者のより良いケアのために,また家族の精神的な支援のために重要であることが明らかになった.}, title = {終末期がん患者の家族支援~予期悲嘆への援助に焦点をあてて振り返る~}, year = {2016} }