@techreport{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00011928, author = {小林, 純子 and 熱田, 幸司 and 安藤, 崇史 and 宮部, 理香 and 中山, 隆盛 and 白石, 好 and 森, 俊治 and 磯部, 潔}, issue = {1}, month = {Dec}, note = {症例は40代男性.2時間前からの臍部の腹痛と嘔吐を主訴に救急外来を受診した.腹部は膨満,軟で腸蠕動音は良好であった.血液検査では炎症反応の軽度上昇と,腹部単純computed tomography(CT)で小腸内に15mm大の結石を認めたが客観的所見に乏しく,経過観察となった.帰宅12時間後より腹痛が増悪し,22時間後に再度受診.発熱,腹膜刺激徴候と,腹部造影CTで腸管の浮腫,free air,腹水の出現を認め,消化管穿孔による汎発性腹膜炎の診断にて緊急手術を施行した.開腹所見では,回腸末端より約60cm口側に7×4cmの穿孔したMeckel憩室を認め,内部に結石を触れた.  病理組織学的検査では憩室の全層に壊死性病変を認めたが,異所性組織は認めなかった.結石の成分分析では真性腸石であり,胆汁酸類に類似した同定不能成分とシュウ酸カルシウムを主成分とする混成腸石と判明した.  医学中央雑誌で検索したところ,成人Meckel憩室内で混成腸石が認められた報告はなく,稀な症例を経験したので報告する.}, title = {混成腸石を伴った成人Meckel憩室穿孔の1例}, year = {2016} }