@article{oai:redcross.repo.nii.ac.jp:00011858, author = {魚嶋, 伸彦}, journal = {京都第二赤十字病院医学雑誌, Medical journal of Kyoto Second Red Cross Hospital}, month = {Dec}, note = {1970年本格的な臨床応用が始まった同種造血幹細胞移植は、その後骨髄バンクや臍帯血バンクの設立によるドナーソースの拡大、免疫抑制剤の開発、G-CSFの導入やガンシクロビルなどの抗ウイルス剤の開発、強度減弱前処置の導入、移植片宿主病の発症メカニズムの理解などの様々な進歩により治療成績は向上し、白血病などの造血器悪性腫瘍や再生不良性貧血などの骨髄不全症候群に対する治癒的な治療法としてその地位を確立してきた。さらにHLAタイピングの進歩により、より的確なドナー選択が可能になり、重症の移植片対宿主病の発症率減少がもたらされようとしている。一方ではHLA不適合移植の開発によりさらなるドナーソースの拡大が模索されている。ただし、同種造血細胞移植はこのような進歩にも関わらず、やはり様々な重篤な合併症が発生する危険性をはらんでいる極めて困難な治療法であり、各医療職が全力で協力して初めて望むべき結果がもたらされる。本稿では同種造血幹細胞移植の進歩と課題の概略を説明し、今後のチーム医療の一助となることを目指す。}, pages = {7--16}, title = {同種造血幹細胞移植の進歩と課題}, volume = {37}, year = {2016} }