発症から治癒後まで頭部MRI所見を追跡し得た特発性低髄液圧症候群の一例
利用統計を見る
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
アイテムタイプ | 学術雑誌論文 / Journal Article |
---|---|
言語 | 日本語 |
キーワード |
低髄液圧症候群, 起立性頭痛, 硬膜造影効果 |
著者 |
前園 恵子
牧野 雅弘 ( CiNii ID: 9000013974491 ) 蒔田 直輝 永金 義成 ( CiNii ID: 9000018501967 ) 芦田 真士 ( CiNii ID: 9000365539384 ) 友永 慶 山本 康正 ( CiNii ID: 9000000340009 ) |
著者別名 |
Maezono Keiko
|
抄録 |
症例は39歳の女性.頭部外傷の既往はない.某年2月5日、立ち仕事中に前頭部に非拍動性の痛みを自覚した.徐々に増悪し、嘔気も出現した.ロキソプロフェンやスマトリプタンは効果がなかった.経過中A型インフルエンザに罹患し、自宅で安静にしていた期間には、頭痛は消失していたが、回復後再び、起立時に増悪する激しい頭痛が出現した.頭部MRIで硬膜の肥厚および造影効果を認めた.脳槽シンチグラフィーでは早期のRI膀胱内集積とRIクリアランスの亢進が見られたが、脳脊髄液漏出像は確認できなかった.特発性低髄液圧症候群と診断し、安静臥床と大量輸液にて加療し、徐々に症状の改善を認め、退院した。硬膜の所見も遅れて回復した.特発性低髄液圧症候群では、多彩な臨床症候を伴うため、不定愁訴として扱われたり、診断に苦慮することがあるが、MRI所見は診断に有用である.
|
雑誌名 | 京都第二赤十字病院医学雑誌 |
巻 | 34 |
ページ | 81 - 86 |
発行年 | 2013-12-01 |
出版者 |
京都第二赤十字病院
|
ISSN |
0389-4908
|
書誌レコードID |
AN00357778
|
著者版フラグ | publisher |
コンテンツ本体 | |
コンテンツに関連する検索キーワード | 前橋赤十字病院 日赤 芦田真士 RI脳槽検査 脳槽シンチグラフィ 2016 前橋 低髄液症 長岡赤十字病院 脳脊髄液 |