頸椎損傷に対する後方instrumentationの一工夫 〜Pedicle screwとlateral mass screw併用の試み〜
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アイテムタイプ | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper |
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言語 | 日本語 |
キーワード |
頸椎損傷, pedicle screw, lateral mass screw, 後方固定術, 手術成績 |
著者 |
小島 孝太
篠崎 義雄 小川 潤 ( CiNii ID: 1000040204078 ) 山梨 裕貴 美馬 雄一郎 西田 光宏 小林 喜臣 高橋 洋平 本田 晃大 野々宮 廣章 ( CiNii ID: 9000003226792 ) |
著者別名 |
KOJIMA kota
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抄録 |
頸椎損傷に対するpedicle screw(PS)とlateral mass screw(LMS)を併用した後方instrumentationの術後成績について報告する.対象は2008年8月から2014年3月に当院で中下位頸椎損傷と診断し,PSとLMSを併用した後方instrumentationを施行した4例(男性3例,女性1例,手術時年齢25−52歳),CF型3例(C4/5脱臼1例,C4/5脱臼骨折1例,C5/6脱臼骨折1例),VC型1例(C6圧迫骨折)である.検討項目は,術中・術後の合併症,頸椎単純X線側面像で術前・術直後・最終観察時の椎間角と椎間高の計測である.4例とも術中に明らかな合併症を認めず,1例で隣接椎間障害を認めた以外は明らかな術後合併症はなかった.手術後翌日より外固定を使用せず歩行訓練を開始したが,最終観察時まで整復位の保持は良好で,明らかな矯正損失は認めなかった.当院ではPSを刺入する際に,外側に別皮切を設け,プロービングを行うことで適切な刺入角度を保持する工夫を行っている.頸椎損傷に対しPSとLMSを併用した後方instrumentationは,強固な固定性が得られ,PS単独による固定と比較し神経・血管損傷のリスクを軽減することができ,有用な術式と考えられた.
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雑誌名 | 静岡赤十字病院研究報 |
巻 | 34 |
号 | 1 |
ページ | 14 - 19 |
発行年 | 2014-12 |
出版者 |
静岡赤十字病院
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ISSN |
0911-9833
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書誌レコードID |
AN10167098
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著者版フラグ | publisher |
コンテンツ本体 | |
大見出し | 原著 |
コンテンツに関連する検索キーワード | 日本語 lateral screw 日本語 screw 頸椎 mass 後方固定術 lateral pedicle |