1ヶ月間に経験した気管支異物の3症例
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アイテムタイプ | 症例・事例報告 / Case Reports |
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言語 | 日本語 |
キーワード |
気管支異物, 異物誤嚥, 突然の呼吸器症状, 問診, 気管支鏡検査 |
著者 |
梅本 多嘉子
( CiNii ID: 9000014272402 ) 七條 光市 ( CiNii ID: 9000006538355 ) 井上 奈巳 ( CiNii ID: 9000001867088 ) 杉本 真弓 ( CiNii ID: 9000004274435 ) 松浦 里 ( CiNii ID: 9000003515662 ) 東田 好広 ( CiNii ID: 9000004274433 ) 中津 忠則 ( CiNii ID: 9000003458966 ) 吉田 哲也 ( CiNii ID: 9000003458958 ) |
著者別名 |
UMEMOTO Takako
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抄録 |
1ヶ月間に気管支異物の3症例を経験したので報告する.症例1は1歳3ヶ月の女児で,ピーナッツを口腔内に入れた状況で,突然の呼吸器症状にて発症した.胸部X 線上,右肺野の透過性亢進と縦隔の右方偏位を認めた.症例2は9歳10ヶ月の男児で,咳・発熱・右下肺野無気肺の改善を認めず,当科を紹介され入院した.稀なヒノキの葉の誤嚥であり,また誤嚥の病歴が後まで医療者側に知らされず,診断に苦慮した.症例3は2歳11ヶ月の男児で,アーモンドを口腔内に入れた状況で,咳き込み嘔吐にて発症した.CRP12.3mg/dl と高値を示し,胸部X 線上,縦隔の左方偏位を示した.いずれも気管支鏡にて摘出可能であった.比較的頻度が高く,また重症化の危険を伴う本症を確実に早期発見し加療するためには,呼吸器症状を訴える患児に対し,常に気管支異物を意識して問診および診察を行うことの重要性を再認識した.
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雑誌名 | 徳島赤十字病院医学雑誌 |
巻 | 12 |
号 | 1 |
ページ | 100 - 105 |
発行年 | 2007-03-01 |
出版者 |
徳島赤十字病院
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ISSN |
1346-9878
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関連サイト |
徳島赤十字病院
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著者版フラグ | publisher |
コンテンツ本体 | |
大見出し | 症例 |