上肢デグロービング損傷2症例の治療経験
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アイテムタイプ | 症例・事例報告 / Case Reports |
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言語 | 日本語 |
キーワード |
デグロービング損傷, 上肢外傷, 植皮 |
著者 |
稲次 圭
( 研究者リゾルバーID: 9000001898008 ) 長江 浩朗 ( CiNii ID: 9000000965444 , 研究者リゾルバーID: 1000010136252 ) |
著者別名 |
INATSUGI Kei
( CiNii ID: 9000001898008 ) |
抄録 |
デグロービング損傷は車輪やローラー・ベルトのような器械に四肢が巻き込まれることによって起こる外傷である.損傷は皮膚だけでなく,皮下組織・血管・神経・筋肉や腱・骨・関節にまで及ぶことがあり,患肢の機能を温存することが困難な場合もある.デグロービング損傷が生じた四肢の機能を温存するために様々な治療方法が報告されている.今回我々は,そのまま戻して縫合しても壊死に陥りやすい剥脱された皮膚を脂肪除去し,植皮再建材料として利用することで初期再建を施行した上肢デグロービング損傷の2症例を経験した.原則として初回治療時に剥脱された皮膚の血流を確認し,皮膚の血流が不良と思われた場合は,剥脱皮膚を利用した植皮再建で創閉鎖を完了させて早期からリハビリテーションを施行する.その後,必要に応じて二次再建を行う方針としている.デグロービング損傷の初期治療において,剥脱皮膚を利用した植皮再建は最も安全で有用であると考える.
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雑誌名 | 徳島赤十字病院医学雑誌 |
巻 | 11 |
号 | 1 |
ページ | 116 - 120 |
発行年 | 2006-03-01 |
出版者 |
徳島赤十字病院
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ISSN |
1346-9878
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関連サイト |
徳島赤十字病院
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著者版フラグ | publisher |
コンテンツ本体 | |
大見出し | 臨床経験 |
コンテンツに関連する検索キーワード | デグロービング 別名 別名 デグロービング損傷 別名 デグロービング損傷 京都 病院 |