タキソイド系抗悪性腫瘍剤による輸液セットからのフタル酸ジ‐2‐エチルヘキシル(DEHP)溶出と患者血漿中濃度
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アイテムタイプ | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper |
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言語 | 日本語 |
キーワード |
DEHP, ポリ塩化ビニル, 輸液セット, ドセタキセル |
著者 |
堀本 厚子
西口 圭子 組橋 由記 ( CiNii ID: 9000002865563 ) 山川 和宣 ( CiNii ID: 9000002865128 ) 石田 志朗 ( CiNii ID: 9000001315949 ) 岡野 善郎 |
著者別名 |
HORIMOTO Atsuko
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抄録 |
ポリ塩化ビニル(PVC)製輸液セットには,一般毒性物質に指定されているフタル酸ジ‐2‐エチルヘキシル(DEHP)が可塑剤として含まれている.可溶化剤含有のタキソイド系抗悪性腫瘍剤パクリタキセルの添付文書には「DEHP 含有輸液セットの使用は避けること」と記載されているが,同系のドセタキセルの添付文書には記載されていない.今回,ドセタキセル投与時でのPVC 製輸液セット使用の適正を検討するため①両薬剤におけるPVC 製輸液セットからのDEHP 溶出量②パクリタキセル(非PVC 製輸液セット使用)ドセタキセル(PVC 製輸液セット使用)投与患者血漿中DEHP 濃度を測定した.その結果①ドセタキセルはパクリタキセルに比べ低量であるがDEHP の溶出を認めた.②パクリタキセル及びドセタキセル投与患者間での血漿中DEHP 濃度に大きな差は認められなかった.
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雑誌名 | 徳島赤十字病院医学雑誌 |
巻 | 11 |
号 | 1 |
ページ | 41 - 44 |
発行年 | 2006-03-01 |
出版者 |
徳島赤十字病院
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ISSN |
1346-9878
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関連サイト |
徳島赤十字病院
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著者版フラグ | publisher |
コンテンツ本体 | |
大見出し | 原著 |
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