当科における高齢者の斜視手術の取組み
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アイテムタイプ | 学術雑誌論文 / Journal Article |
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言語 | 日本語 |
キーワード |
高齢者, 斜視, 手術 |
著者 |
溝部 惠子
( CiNii ID: 9000002188104 ) 多田 香織 ( CiNii ID: 9000017327843 ) 大塚 斎史 ( CiNii ID: 9000002188112 ) 小林 史郎 ( CiNii ID: 9000019159471 ) 澁井 洋文 |
著者別名 |
Mizobe Keiko
( CiNii ID: 9000002188104 ) |
抄録 |
当科での65 歳以上の高齢者の斜視手術症例について特徴を検討した.対象・方法:対象は過去6 年8 カ月間に施行した斜視手術518 件で,年齢分布や高齢者での斜視型・術式・手術効果などを調べた.結果:年齢分布は0 歳から86 歳までと幅広く,20 歳以上の成人は209 件(40.3%)で,65歳以上の高齢者は66 件(成人の32%)を占めた.高齢者の斜視型は外斜視が44 件と最も多く,術式は内外直筋の前後転併施が最多(20 件)であった.非共同性斜視の比率は20 歳未満では3.9%だったのに対し高齢者では37.8% と高値を示した.高齢者の外斜視手術の直筋1 mm 当りの斜視角矯正効果は3.6±0.8 PD/mm で,20 歳未満の3.4±0.8 PD/mm と有意差を認めなかった.考案:高齢者に対する斜視手術は若年者と同様に有効でQOL を高めるため,今後も高齢者斜視手術への取り組みは必要であると考えられた.
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雑誌名 | 京都第二赤十字病院医学雑誌 |
巻 | 33 |
ページ | 25 - 28 |
発行年 | 2012-12 |
出版者 |
京都第二赤十字病院
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ISSN |
0389-4908
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書誌レコードID |
AN00357778
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著者版フラグ | publisher |
コンテンツ本体 | |