肺癌術後に発症し,鏡視下手術を行った下行結腸癌,AFP産生胃癌の異時性3重複癌の1例
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アイテムタイプ | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper |
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言語 | 日本語 |
キーワード |
AFP産生胃癌, 3重複癌, 鏡視下手術 |
著者 |
辻岡 卓也
沖津 宏 ( CiNii ID: 9000002870810 ) 松本 大資 ( CiNii ID: 9000018670692 ) 古川 尊子 松岡 裕 木原 歩美 浜田 陽子 ( CiNii ID: 9000018670693 ) 湯浅 康弘 ( CiNii ID: 9000002871144 ) 石倉 久嗣 ( CiNii ID: 9000002874017 ) 木村 秀 ( CiNii ID: 9000002871348 ) 阪田 章聖 ( CiNii ID: 9000002914431 ) 山下 理子 ( CiNii ID: 9000005834671 ) 藤井 義幸 ( CiNii ID: 9000001551148 ) 吉岡 一夫 |
著者別名 |
TSUJIOKA Takuya
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抄録 |
症例は74歳,男性.肺癌手術の既往があった.2006年1月,下血を主訴に当院受診.下行結腸に高分化型腺癌を認め,術前病期:T3N0M0:StageⅡと診断.同年3月に腹腔鏡下左半結腸切除術・D3郭清を施行.病理診断は,pT3N1M0:StageⅢaであり,術後化学療法を2年間行った.経過中にAFP:20.5ng/mLと軽度上昇を認めたが,再発・転移や肝細胞癌等を示唆する画像所見は認めなかった.2009年11月AFP:101.72ng/mLとさらに上昇し,精査にて胃体下部後壁にⅡc+Ⅱb 様病変を認めた.生検にて,GroupV,AFP免疫染色陽性で,AFP産生胃癌と考えた.術前病期:T2N0M0:StageⅠBの診断で,同年2月に腹腔鏡下幽門側胃切除術・D2郭清・B-Ⅰ再建術を施行.病理診断はpT3N0M0:StageⅡAで治癒切除が得られ,AFPも基準値範囲内となり,外来通院中である.一般にAFP産生胃癌は予後不良とされるが,今回,鏡視下手術を選択し,良好な結果が得られた.またAFP 産生胃癌を含む3重複癌の報告は稀であり文献的考察も加え報告する.
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雑誌名 | 徳島赤十字病院医学雑誌 |
巻 | 16 |
号 | 1 |
ページ | 93 - 98 |
発行年 | 2011-03-25 |
出版者 |
徳島赤十字病院
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ISSN |
1346-9878
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関連サイト |
徳島赤十字病院
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著者版フラグ | publisher |
コンテンツ本体 | |
大見出し | 症例 |
コンテンツに関連する検索キーワード | 英語 重複癌 結腸癌 |