術前化学療法(Bev.+mFOLFOX6)が奏効し切除した進行大腸癌症例の検討
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アイテムタイプ | 学術雑誌論文 / Journal Article |
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言語 | 日本語 |
キーワード |
大腸癌, 術前化学療法, FOLFOX |
著者 |
松本 大資
( CiNii ID: 9000018670692 ) 沖津 宏 ( CiNii ID: 9000002870810 ) 藏本 俊輔 ( CiNii ID: 9000018993225 ) 古川 尊子 木原 歩美 松岡 裕 富林 敦司 木原 歩美 松岡 裕 富林 敦司 湯浅 康弘 ( CiNii ID: 9000002871144 ) 石倉 久嗣 ( CiNii ID: 9000002874017 ) 木村 秀 ( CiNii ID: 9000002871348 ) 阪田 章聖 ( CiNii ID: 9000002914431 ) 組橋 由記 ( CiNii ID: 9000002865563 ) 沖津 奈都 |
著者別名 |
Matsumoto Daisuke
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抄録 |
切除不能進行再発大腸癌に対するFOLFOX 療法は標準治療である.さらに分子標的治療薬の導入により予後が改善している.今回、術前化学療法が奏効し切除した進行大腸癌5例を経験したので報告する.術前化学療法としてBevacizumab
併用mFOLFOX6療法を4コース施行し、術前2コースは出血や創部離開の回避のためにBevacizumabを併用せずmFOLFOX6療法のみを行った.症例は50~70代の男女で、全てS状結腸から直腸(Rb)の下部大腸癌であり、化学療法前の臨床病期はⅡ期が2例、Ⅲa期が1例、Ⅳ期が2例であった.いずれの症例も化学療法により原発巣が縮小し根治性を得たため、手術を行い切除した.病理学的効果判定はGrade1a~2であった.Bevacizumabの副作用が 懸念されるが,自験例では手術における創傷治癒に関する合併症や出血は認めなかった.以上より、術前化学療法は、根治手術の困難な局所進行大腸癌の有効な治療法になると期待されるが、Bev.+FOLFOXは術前化学療法としては確立されていない.また安全性が確立した術前投与中止期間は定まっておらず、今後症例を重ね更なる検討が必要である. |
雑誌名 | 徳島赤十字病院医学雑誌 |
巻 | 17 |
号 | 1 |
ページ | 26 - 32 |
発行年 | 2012-03-25 |
出版者 |
徳島赤十字病院
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ISSN |
1346-9878
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関連サイト |
徳島赤十字病院
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著者版フラグ | publisher |
コンテンツ本体 | |
大見出し | 原著 |