感染性心内膜炎における心エコー診断と手術所見との違いについての検討
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アイテムタイプ | 学術雑誌論文 / Journal Article |
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言語 | 日本語 |
キーワード |
感染性心内膜炎, 心エコー図所見, 心エコー図, 開胸術, 所見 |
著者 |
辻 弓佳
松尾 あきこ ( CiNii ID: 9000003871859 ) 高松 一明 下尾 知 経堂 篤史 米良 佳余子 小出 正洋 ( CiNii ID: 9000005854112 ) 椿本 恵則 ( CiNii ID: 9000019060414 ) 五十殿 弘二 ( CiNii ID: 9000238395367 ) 坂谷 知彦 井上 啓司 ( CiNii ID: 9000003871857 ) 藤田 博 ( CiNii ID: 9000003871857 ) 山﨑 琢磨 ( CiNii ID: 9000319050565 ) 平松 健司 ( CiNii ID: 9000003455410 ) |
著者別名 |
TSUJI Yumika
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抄録 |
[目的]近年心エコー装置の発達は目覚ましく、感染性心内膜炎(IE)の診断においても中心的である。IEの心エコー図診断と手術所見、病理学的所見による診断の違いを検討した。[方法]対象は2010年から2015年に当院で開胸術を施行し、IEと診断した21例。術前の経胸壁心エコー図および経食道心エコー図と術中所見を比較検討した。[結果]平均年齢は63歳(29-84歳)。4例(19%)が人工弁のIEで、うち1例はショック例であった。術前に臨床診断に至らなかった症例は3例(14%)、開胸術における所見が術前の心エコー図所見と完全に一致したのは4例(22%)と少なかった。予後としては院内死亡例もなく、心臓死を認めなかった。[結語]心エコー装置の発達が著しくなった近年においても、開胸肉眼所見と一致できるほどの形態診断は容易とは言えず、特に治癒期IEの診断や人工弁周囲膿瘍の診断率は極めて低かった。しかし手術成績は良好であり、心エコー図にてIEを診断することの意義は高いと考えられた。
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雑誌名 | 京都第二赤十字病院医学雑誌 |
巻 | 37 |
ページ | 17 - 22 |
発行年 | 2016-12 |
出版者 |
京都第二赤十字病院
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ISSN |
0389-4908
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書誌レコードID |
AN00357778
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著者版フラグ | publisher |
コンテンツ本体 | |