当院脳神経外科病棟における経管栄養半固形化製剤の評価
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アイテムタイプ | 学術雑誌論文 / Journal Article |
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言語 | 日本語 |
キーワード |
半固形化, 経管栄養, 合併症 |
著者 |
田口 真由美
塩野 量子 高橋 実香 浅保 明子 栗畑 江実 上野 由美 三橋 明美 宮田 五月 |
著者別名 |
TAGUCHI Mayumi
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抄録 |
【目的】pH依存性に凝固する濃厚流動食品(ハイネイーゲル®)は2014年2月に本邦で初めて販売された。当院では、本食品を発売と同時に導入し評価した。そして今まで当院で使用してきたペクチン製剤とハイネイーゲル®のどちらが合併症の発生が少ないか検討した。【方法】当院に入院し2013年3月~2014年5月までに経管栄養を使用した患者50例を既存ペクチン群28例、ハイネイーゲル®群13例、粘度調整食品なし群9例に分類、呼吸器合併症を中心に評価した。【結果】ハイネイーゲル®群において、発熱を認めた症例は少ない傾向にあった。また、肺炎を罹患した症例も減少した(既存ペクチン群;35.7%、ハイネイーゲル®群;7.7%、粘度調整食品なし群;55.6%)。modified Rankin Scaleを用い退院時の機能評価を検討すると、ハイネイーゲル®群において良好であった(既存ペクチン群;4.65、ハイネイーゲル®群;4.15、粘度調整食品なし群;5.33)。【結論】ハイネイーゲル®群は呼吸器合併症が少なく、退院時の機能評価も良好の傾向にあった。
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雑誌名 | 日赤医学 |
巻 | 67 |
号 | 2 |
ページ | 299 - 303 |
発行年 | 2016-09-01 |
出版者 |
日本赤十字社医学会
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ISSN |
0387-1215
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書誌レコードID |
AN00184873
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著者版フラグ | publisher |
コンテンツ本体 | |